グリーンピースの石油抗議活動参加者がリシ・スナックの家を黒い布で覆う

［ロンドン 8月3日 ロイター］ - グリーンピースの抗議活動参加者らは木曜日、イギリスのリシ・スナック首相の私邸に黒い布を掛け、その巨大なシートを屋根から吊り下げ、石油掘削に関するイギリス政府の政策に反対する運動を強化した。

イングランド北部ヨークシャーの選挙区では、抗議活動参加者４人がはしごを使って自宅の屋上に上がり、そこで元警察官が「重大な治安違反」と表現する場所で５時間過ごしたと述べた。

スナクさんは水曜日にカリフォルニアで休暇を過ごすためイギリスを出国した。 合計5人の抗議者が逮捕された。

環境問題に関するスナク氏の実績は、ネットゼロの目標と消費者の請求額を抑える必要性のバランスを取る気候変動への「適切なアプローチ」を取ると述べて以来、精査されている。

これは、注目を集めるスポーツイベントやクラシック音楽のコンサート、政治的演説を妨害した気候変動抗議活動参加者らの激怒を招いている。

これに応じて、スナク首相は交通量の多い道路での徐行や建物やインフラへの「ロックオン」などの「エコモブ」デモ参加者の戦術を取り締まる新たな法律を導入した。

グリーンピース英国が木曜日にオンラインに投稿した写真には、「リシ・スナック - 石油の利益か、それとも我々の未来か？」という横断幕が掲げられながら、敷地の上に抗議活動参加者たちがいる様子が写っていた。

彼らは「気候変動放火犯ではなく、気候変動リーダー」が必要だと主張し、スナク氏が大量の新規石油・ガス採掘許可に署名したため、そのメッセージをスナク氏に直接伝えていると述べた。

グリーンピースは、エクイノール(EQNR.OL)のローズバンク油田の開発計画にも抗議していると述べた。同油田は最終的な投資決定の対象となっている。

[1/6]グリーンピースの活動家らが横断幕を掲げ、他の人たちは気候への影響が激化する夏のさなか、北海石油・ガス掘削の大規模拡大に対する同首相の支持に抗議して、英国首相リシ・スナックの200万ポンドの邸宅をオイルブラックの布地で覆う。 、2023 年 8 月 3 日、英国ヨークシャーにて。ライセンス権を取得 続きを読む

ノースヨークシャー警察の元副巡査部長ピーター・ウォーカー氏はLBCラジオに対し、自身が言うところの「重大な治安違反」に「驚いている」と語った。 グリーンピースは、建物内に誰もいないことを確認するよう細心の注意を払っていたと述べた。

木曜日にはスナック氏のダウニング街公邸兼事務所の外でも別の抗議活動が行われた。

英国は2019年に2050年の二酸化炭素排出実質ゼロ目標を設定し、再生可能エネルギー容量の増強を急いだ。

しかし、ロシアのウクライナ侵攻はエネルギー安全保障に注目を集めており、政府は月曜日、エネルギー自立を高める取り組みの一環として、北海の石油とガス採掘に数百件のライセンスを付与することを約束した。

12月には数十年ぶりに深層炭鉱の新設も承認した。

水曜日に発表された世論調査では、有権者の67％が政府の環境問題への対応がひどいと考えており、ユーガブがこの問題に関する世論調査を開始した2019年半ば以来最悪の評価となった。

スナク氏の保守党内には環境への取り組みをめぐる首相の後退との見方に警戒する者もおり、６月に辞任した閣僚の１人はスナク氏は環境問題に関心がないと述べた。

スナク氏は水曜日、英国は炭素排出削減において他の主要国よりも良い仕事をしたと述べ、自らの環境記録を擁護した。

同氏の事務所関係者は木曜日、「我々はエネルギー安全保障を確保するために正しいアプローチをとり、エネルギーを（ウラジーミル）プーチン大統領のような侵略者に決して依存しないように、自国にある資源を活用していることについては謝罪のつもりはない」と語った。抗議への反応。

William James と Farouq Suleiman による追加レポート。 編集：ケイト・ホルトンとジャイルズ・エルグッド

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